物流

物流は、改善と最適化のたゆまぬ積み重ね。
難問にも粘り強く立ち向かえば、道は開けます。

  • 花ヶ崎 香織 Hanagasaki Kaori
  • 営業支援グループ物流チーム
    社会学部卒
  • ※部署名は取材時(2018年10月)のものです

― 入社のきっかけ、配属後のキャリア
商社なら、いろいろな製品を扱えそう」と転職を決意

私は浜松出身で、大学を卒業後、まず地元の小売店で仕事をしていました。製造に関連する分野で仕事をしてみたいと思うようになり転職活動を始めて、メーカーも受けたりしましたが、商社であればいろいろな製品を扱うことができそうだと考え、2008年に神谷商会に中途入社しました。転職後はまず、土日祝が休日ということに嬉しさをかみしめましたね(笑)。最初に配属されたのは生産管理で、次いで調達を経験し、現在は物流グループに所属しています。

― 現在の仕事内容や、会社の雰囲気
スムースな配送を行うために日々調整。資産管理も大事な仕事

主な業務のひとつが配車管理です。全体の配送スケジュールを掌握したうえで、できるだけ混雑や空白を解消できるように、営業・調達・受注などの関係部署にこまめに連絡をとって、仕入や出荷の日程調整をお願いしたりしています。生産管理や調達の仕事を経験しているので、「この辺なら融通がきくかな」とか、「この人に頼めば何とかなるかな」とか見当がつくのは便利ですね。配車依頼などで、物流業者様とのやりとりも頻繁にあります。海外展開に伴って、クーリエ(国際宅配便)やフォワーダー(輸送ルートをアレンジする業者)の方々との取引も増えたり、新たに覚えることがまだまだあります。

また、関連会社のメンバーに協力してもらって、棚卸や伝票入力をはじめとする資産管理も行っています。棚卸は以前は月に1回まとめてやっていたのですが、負荷を分散するために、品目を絞って毎日行うかたちにすることを私が提案して、認めてもらいました。こうした改善に自由に取り組める風土も、神谷商会の魅力ですね。

― 仕事の醍醐味・やりがい
物流の最適化を目指して、常に情報収集と改善を意識

最初の頃は、急な配送依頼があった時に、どうすれば良いか分からなくなってしまうこともありました。それでも今は、「何とかなるでしょう」と思えるようになりましたし、実際に何とかなるものです。さまざまなケースに対応するうちに自身の引き出しが増えて、簡単には慌てなくなったのだと思いますが、そういう時ふと「少しは成長できたのかな」と嬉しくなりますね。

また、物流という仕事の成果は、コストやスピードという数値で示されます。粗利に対する物流費のパーセンテージを削減できると、「今月はうまくやりくりできたな」と安堵します。輸送の効率化も、いつも頭の中にあるテーマです。たとえば九州への配送で、トラックより好都合な乗り物はないかといろいろ探して、鉄道輸送を新たに選択肢に加えたりしました。こうして常に最適化を目指すのは、大変ですが、面白さもあります。物流業者様とお話をする機会がある時は、極力、最新動向の情報収集に努めています。

― 今後のテーマ・後輩へのメッセージ
ものづくりに興味があれば、
きっと気になる製品に出会える

難問に対しても、「無理」と片付けるのではなく、培った経験と知識で「どうすれば可能になるのか」を考え、柔軟に対応できる。そんな先輩でありたいと思っているので、これからも努力を続けたいです。まだ自己採点では、50点とか60点程度なので……。

神谷商会への入社を考えている後輩には、「ものづくりに興味があり、いろいろなことにチャレンジしてみたい人にはぴったりの会社だと思います」というメッセージを贈ります。輸送機や楽器、工作機械など、神谷商会が取引のある業界は多岐にわたるので、何かしら関心を持てる製品に出会えるのではないかと思います。私自身は、楽器のパネルが好きですね。見ていても華がありますし。テレビの音楽番組で、大手メーカー様の楽器が映ると、「あ、うちの会社にあった部品だ」と、反応してしまいます(笑)。

Off Time

休暇の楽しみは旅行。最近は特に東北がお気に入り
まとまった休暇がとれた時は、よく旅行に出かけます。ここのところ東北がとにかく好きで、隙あらば行ってしまいます。最近も、仙台~青森~秋田と回ってきました。青森の奥入瀬渓流はとりわけ印象的で、清流も苔むした森も美しく、歩いているだけで心地良くなれる場所でした。近くには有名な温泉もありますし、仕事の疲れも吹き飛んでしまいますね。